保守論陣が強くなったせいか、安全に原発再稼働しようと言う言論人が多い。
原発は安全に再稼働しなければいけないことは無論であるが、地域住民の理解も丁寧に得ていきたいということだ。
原発の危機的状況はめったに起こらないのだから、損得勘定では再稼働したほうが得だという論理だ。
天変地異で、先の東北大震災は千年に一度であるから、危険率は低いと言おうとしているのだが、肝心な事実を見逃している。
原発事故は頻繁に起きている。フクシマのような大事故は世界で3回しか起きていないが、40年に世界で3回、起きているのである。千年に一度ではないのである。
世界はテロの時代である。中国にしろ、北朝鮮にしろ、いつでも日本の原発にミサイルを打ちこめる体制にある。しかも、日本には拉致問題で明らかになったように工作員が多数、入り込んでいる。
事故でさえ、防げない体制で、テロを防げるのだろうか?
原発は損得勘定の前に、テロリストの標的になっていないだろうか?