第2次世界大戦は、民主主義、全体主義、共産主義の戦いだったとの見方もあります。
もちろん、白人植民地主義、民族独立、との戦いという見方もあります。
一応、現代日本は民主主義を標榜し、貴重なものとしている。
人類の歴史において、王朝時代はそれぞれの地域であるが、革命がおきて、庶民が権力を握った場合と、あくまでも王族を尊重して、立憲君主制をとった場合では、民主主義の中身、性質も変わってくる。
アメリカの歴史は先住民のインディアンを虐殺したあとに建国したイギリスの植民地である。王様がいない。民主主義の実験場である。大統領選を見る通り、民主主義の極みである。国民、一人ひとりが政治に参加している。ところがである、最近、豊かな中間層が減少して、99%が貧困層になってしまった。健康保険に入れず、盲腸の手術もできない社会は民主主義が成功したとは思えない。民主主義が行き過ぎて、企業に都合の良い社会になってしまったのかもしれない。
戦後、もっとも、共産主義の目標を達成したのは、日本だと言われる。貧富の差がない平等社会だからだ。戦前は、格差がもっとあったような気がする。東北の寒村では身売りしたり、姥捨て山もあったようだ。戦後、民主主義が平等社会を作ったような気がするが、アメリカを見ると、アメリカを目指して民主主義をさらに発展させる必要はない気がする。